届け（続き（男性サイド

昼前の授業のチャイムが鳴る
俺は手紙を手に屋上へ行く

休み時間
勇気を出して君に声をかけた
君に知ってほしかった
この想いを―

ガチャリ
俺が来てから暫くしてドアの音がする
君が入ってきたのだ　とすぐ分かった

だが　声が聞こえない
君が相当傷付いてることが分かった

ごめんな―
俺のせいで傷付けて
今度はちゃんと伝えるから

振り向く
君が酷く悲しそうな顔をしていた
俺も自然と悲しくなる

だが　これじゃ何も変わらない
唇をそっと開く

”俺の気持ち　知ってほしい”

俺の言葉に　君は驚いていた

”・・・え？”

そうだよな
俺は　お前を傷つけてしまったのだから
そんな顔してもしょうがない

”・・・口じゃ言えそうにねぇから手紙書いた”

ゆっくり　君に歩み寄って手紙を渡す
君からも　手紙を渡された

そのまま喋らず　教室に戻った

帰って　鞄から君からの手紙を取り出す
まだ読めなかった
拒絶されるかもしれないとか
嫌われたかもしれないとか
そんなマイナスな想いに負けて読めなかった

だけど―
君の想いが知りたい
その想いだけで　君の手紙を開いた
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男性サイドで。
なんか書くのが楽しくなってきたｗｗ
本当にすれ違いが辛いな(￣▽￣;)